システムと連動したタイムレコーダー

タイムレコーダーは企業において勤怠管理だけでなく他のシステムとも連動できる便利なシステムとなっています。
東京ビッグサイトで開催されている「国債オフィス機器展 OFMEX」では毎年新しい機能をもったタイムレコーダー製品が多くの企業・メーカーから出品されています。
タイムレコーダーの従来からの役割といえば、出勤時・退勤時に個人のカードを差し込んで打刻し、その人が月に何日~何時間の勤務をしたかということを明らかにすることです。
ですが、打刻のみの機能ではそのあと別のスタッフによる管理や記録がなければ管理システムとして機能しないという欠点がありました。
そこで、ここ数年のタイムレコーダーの最新トレンドとしては、企業活動における他のシステムとどのように連動させていくかということに注力されているようです。

タイムレコーダーとの連動システムとして最も一般的なのが、勤怠状況とともに特定の部屋への入退室管理を行うという方法です。
従来型のタイムレコーダーでは、出退勤の時刻を記録するだけなので、昼休みや休み時間を利用して個人的な外出をしたい人にとってはやや使い勝手の悪い面がありました。
中途退室が記録されるといろいろと面倒なことがあるのであえて打刻をせずに外出をする人も多くいると、万が一外出時に事故などにまきこまれたり戻れない事情が発生した時に、就業時間中に本人の所在がつかめなくなってしまうなと処理に困る事態が生じてしまいました。
そこで入退室をするときに必ず打刻をしなければ扉が開かないシステムにしてしまうことで、本人の所在がはっきりわかるとともに、室内のセキュリティ対策をすることができます。
社内における不正な行為がおこなわれる可能性が高いのは本人が本来出勤すべき時間以外のことなので、本来的な入室時間のみに会社内にいるかをつかめれば、不正行為の発生を防ぎやすくなります。

また、打刻したあとのタイムカードをスタッフが打ち込むという作業をなくすため、市販の給与ソフトをカスタマイズしてそのまま時間記録が給与計算に自動的につながるようにしたシステムも人気となっています。
企業経理ソフトとして大手の「弥生」や「給料王」、「給与奉行」などのデータベースにそのまま通信記録ができるようにしたタイムレコーダーも開発されているので、月末から給与支払日までの間に細かい打ち込み作業をしなくてもそのまま給与計算ができるようになりました。