顔認証で勤怠管理

生体認証システム(バイオメトリクス)を使用した勤怠管理システムはいろいろありますが、中でも非常に珍しいのが3Dでの顔認証システムを使用して行うタイプです。
顔認証システムによる勤怠管理を開発したのはSGホールディングスグループである佐川アドバンス株式会社です。
佐川アドバンスは勤怠管理システムの大手企業であるアマノ、システムイオと共同で開発した生体認証技術、3次元顔認証システムを2008年より本格販売しています。

3D顔認証就業管理システムが開発された背景となったのは、当時J-SOX法や内部統制、コンプライアンスが大企業に求められるようになると急激に言われ始めたことであり、より正確性の高い認証システムが求められたためです。

これまでの認証システムではIDカードやパソコン上に打ち込むパスワードによって個人を特定するという方法がとられていましたが、そうした方法によるなりすましの被害が大きいということもあり本人以外には絶対に使用できないようにする生体認証システムが広く使用されるようになってきています。

佐川アドバンスの開発した3D顔認証就業管理システムの珍しい点は、それまで他の生体認証システムに比べて判別が難しいとされてきた顔認証を積極的に取り込んだということです。

通常の平面としての顔認証では本人でない顔立ちの似た人を同一人物として認証してしまうような誤判別もしばしば起こっていましたが、3Dという立体を用いた抽出方法を用いることにより、人の顔のパーツ(鼻・目・口など)から特徴のある部分を抜き出し照合を行うというより精度の高いものとなっています。

顔立ちが非常によく似た、例えば双子のような場合であっても個人の判別が可能となっているということです。

顔認証就業管理システムの便利な点は、生体認証システムにありがちなプライバシーの問題を解決しているということです。
指紋認証や静脈認証といった判別をする場合、事前に本人のデータをとってそれをサーバー上に保存することになっています。

そのため、その自分の情報を悪用されてしまうのではないかという不安から、情報採取を嫌がるという心理的抵抗感を多く持たれてしまっていました。
その点顔認証の場合、特に隠すことなく普段から表に出している情報をそのまま使うことになりますから、新たに何らかのプライベートな情報を企業に提供する必要がありません。

現在は、鹿児島銀行など導入企業も増えてきており今後も技術的な発展が期待できます。