デジタルペンを使ったタイムレコーダー

大日本印刷(以下DNP)は、アノトペンという専用のデジタルペンを使用することで、従来とは違ったアプローチからの勤怠管理ができるシステムを開発しました。

アノトペンとは、Anoto Group AB(アノト)というスウェーデンに本社のある国際的ITグループ企業が開発した製品のことをいいます。

従来のようなタブレット型端末のような、液晶画面の方での文字や線画の認識ではなくペン先の衝撃から情報を受け取るという画期的なシステムになっており、現在では世界各国でこのアノトペンを使用した新しい技術が開発されてきています。

DNPはもともと印刷会社ではあるものの、電子媒体での技術開発にいち早く着手してきた企業でもあり、自社の印刷技術にデジタルデータを応用的に加える複数の技術を開発しました。
その中の一つがアノトペンによる勤怠管理です。
アノトペンによる勤怠管理では、デジタルペンを使って所定の用紙に記載することでそれを瞬時にデジタルデータとしてサーバに保存することができるようになっています。

より簡略化したものになると、個人が所有しているカード上の「出勤」「退社時刻」「休憩」といった欄にタッチするだけで、タイムカードを打刻したのと同じようなデータ送信ができるようになっています。

加えて、アノトペンを使用した場合には休憩や早退をするときの理由を直接書き込みにより認識することができるようになっており、書類の提出や了承のサインを全てオンライン上でこなすことができます。

このしくみは、人材派遣会社やシフトや勤労体系が複雑で人員の多い企業など、単純な打刻システムだけでは対応しきれない管理部分で大きな効果を発揮します。

書類として提出する場合には、きちんと受け取りがされたかといったチェックが必要であったり、複雑化されすぎるために正確な給与計算ができなかったりということもよくあります。

実際にアノトペンによる勤怠管理システムを導入したことにより、就業管理にかける時間が大幅に削減できたという例もあり、今後はより多くの現場で使用されていくことになるのではないかと予想されています。

DNPによるアノトペンを利用したオフィスシステムでは、他にも申し込みの受付や生活インフラのための修理点検への確認、またコールセンター業務など幅広い分野で使用がされています。
公式サイトでは実際の事例なども多く紹介されているのでぜひチェックしてみてください。