タイムレコーダーとタイムスタンプを組み合わせたシステム

タイムレコーダーの機能を応用したしくみとして、
時間ごとに料金などを計算するとき使うタイムスタンプ機能があります。
タイムレコーダーとタイムスタンプに共通しているのは、
時間を正確に記録するためのしっかりした機能が備わっているということと、
その時刻を記録するための個別の認証媒体があるということです。
よく「タイムレコーダー」と「タイムスタンプ」の違いはどこにあるのか?
という質問がなされているようですが、基本的に「タイムレコーダー」とは
カードを使った認証方法であるのに対し、「タイムスタンプ」とは伝票やレシートなど
紙であれば特にジャンルを問わず打刻できるものであれば何でもよいということになっています。
ですが最近ではカードそのものを発行しない生体認証システムによる
タイムレコーダー・タイムスタンプも多くなっているので、
あまり細かく分類する必要がなくなってきているのかもしれません。

タイムレコーダー機能とタイムスタンプ機能を一元的に扱ったシステム導入事例もあります。
それは、病院や公官庁のように、職員や業者、さらに一般の来客が同じ場所で同時に
行われるような場所での出入り管理です。病院や公官庁には通常有料の駐車場が隣接されており、
職員や業者は毎日そのゲートを抜けて出勤をしてきます。
また、入院患者へのお見舞いや公官庁への書類提出などのため、
一般の人も一時的に同じ駐車場を利用することがあります。そのような場所では、
駐車場のゲート入口に認証システムをおくことで、出退勤をする職員の時間打刻をするとともに、
一時利用の人のための時間ごとの駐車料計算を行うことができます。

職員は社員証など専門の出退勤記録用のカードを発行し、
出退勤時にそれを読み込ませてゲートを開きます。
業者の場合には利用証を発行し、一般の入場者に対しては
時利用のための伝票を発行することで、時間を記録するようにします。
読み込ませたカードの認証方法により、データが内部システムを通じてサーバーに
蓄積されていくので、労務管理ができるとともに駐車場における料金管理も
同時に行うことができるというわけです。
このしくみは駐車場だけにとどまらず、駅前の駐輪場や無人のレンタサイクル、
マンションの出入り管理にも応用的に使われています。
人的な管理方法をなくした完全自動化システムなので、
場所の拡張や料金の変更などが起きても迅速に対応をすることができるのがメリットです。