タイムレコーダーによる勤怠管理のはじまり

タイムレコーダーがいつ頃から労働者の時間管理に
利用されるようになったか知っているでしょうか?
かなり昔の白黒の映画などにも、
仕事帰りにカードを機械に差し込む人の姿はよく見かけることができます。
タイムレコーダーが発明されたのは1871年(明治4年)のアメリカで、
ジョン・C・ウイルソンという人が労働時間を正確に記録して
賃金をしっかり計算できるようにという目的で作られました。
その後、このカードを差し込むだけという簡単でわかりやすい手順が世界各国の工場労働をする
人たちに受け入れられ、日本をはじめ多くの国で使われるよういなっていったのです。
タイムレコーダーは最初の頃は今のように一人一人にカードがあるタイプではなく、
紙テープに時間を記録していくという方式がとられていました。
現在のような外入れのカード式になったのは、
世界初のタイムレコーダーが開発されてからだいぶあとのことです。

参考:タイムレコーダーとは(wiki)

日本において最初のタイムレコーダーが登場したのは、1931年(昭和6年)のことです。
国産のタイムレコーダーを最初に開発したのは現在もタイムレコーダーメーカーとして
大手であるアマノという会社でした。
この昭和初期という時代は、1923年の関東大震災の影響からの金融不安や、
世界恐慌の波が国内に多くおしよせている時期であり、当時の浜口内閣が国産でできるだけ
ものを作るようにしようという呼びかけをしたことで、海外から輸入していた製品を
数多く国内生産で補うようにしていました。
しかし結果として、この呼びかけのおかげで国内では
優れた製品が研究・開発をされていくようになったのです。

戦後になると、高度成長期による給与体系の変化や複雑化が起こり、
そのためそれまでよりもかなり多機能なタイムレコーダーの開発が望まれました。
そこで時給設定や集計を自動的にやってくれる集計型タイムレコーダーや
時計部分をデジタル式にした正確性の高いタイムレコーダーが登場してきました。
さらに現在ではタイムレコーダーによる集計をパソコンサーバーに自動的に送信し、
リアルタイムで時間管理ができるようなしくみも登場してきています。
カードもそれまで一般的であった紙製のものから、磁気を使った読み取り式のカードや、
非接触で認証できるICチップを使ったものなど、その業務形態に応じてさまざまとなっています。
近年では遠隔地にある支店を同時につないで管理できるタイプのクラウドシステムも
利用されており、今後ますます進化していくことが予想されています。