タイムカードの発展・進歩

タイムレコーダーは1871年の開発、
1931年の日本初導入より常に進化を続けてきたシステムです。
タイムレコーダーが進化をしてきた背景には、
時代とともに変わる産業構造や、労働者の意識変革があります。
タイムレコーダーが開発された当時には、世界的に第二次産業革命という大きな波が起きており、
アメリカやイギリスなどの先進国では化学、電気、石油、鉄鋼の分野が特に大きな躍進をしました。
また産業が進んだことで一般的な消費者の意識も変わり、
大量生産によって作られた品物を多く購入できるようになったり、
また映画やラジオなどによって娯楽を楽しむ習慣も生まれていきました。
タイムレコーダーはこのような従来とは違った分野での労働の誕生と、
働く人の時間の使い方の変化によって必要性が増していった製品分野であると言えます。

さて、それからだいぶ時代が変わった現在ですが、
働く環境の変化という点ではまさに産業革命時と同じくらいの大変動が起きています。
これまで大規模な工場内で一斉に働き、定時に帰宅をするというような集団での
仕事体系をとっている企業はどんどん減少してきており、反対にシフト制によって
同じ企業内でバラバラの時間帯に出勤をしたり、同じ人が自分で予定を立てて
出勤時刻を変更させたりするような方法も多くとられるようになってきました。
複雑な賃金体系をきちんと管理するためには、単純に打刻だけを行うようなタイプの
タイムレコーダーでは到底その処理を行うことはできません。
そこで登場をしてきたのが、ウィンドウズなど一般的に使われているパソコン上で
そのまま管理ができるようにしたタイプのタイムレコーダーです。
インターネット回線も今では日本国内のほとんどの地域で同じように利用が可能に
なっているので、各地をつないで一元的に本社管理をするようなクラウドシステムも
導入されるようになっています。

タイムレコーダーでの認証方法にも変化が出てきており、紙製の個人カード・タイプではなく、
読み込み式の磁気カード、ICチップカードの他、指紋認証や声紋認証といった
カードレスタイプのタイムレコーダーも登場してきています。
指紋認証や声紋認証のようなその人個人の身体的な特徴から特定できる方法を
「生体認証システム」と読んでおり、不正なく確実に記録ができるものとして
最近では注目を集め多くの場所で導入をされるようになってきています。
タイムレコーダー機能とともに、入り口でのゲート認証に応用される場合もあります。