過重労働等撲滅チームとは

過重労働等撲滅チームの発足

過重労働等撲滅チームとは何か、これは、労働基準行政の中で長時間労働対策の強化というテーマはもっとも重要とされており、こうした長時間労働、過重労働を減少させるためにできたのが、厚生労働大臣が本部長とされた長時間労働削減推進本部であり、その中の三つのチームに過重労働等撲滅チームがあります。

この他に働き方を改革させ休暇取得を促進するチーム、省内長時間労働の削減を推進するチームがあります。
過重労働等撲滅チームは、長時間労働削減を徹底することに向けた重点監督の実施、相談体制の強化、労使団体への要請、過労死等の防止に向けた取り組みなどを行っています。

この過重労働等撲滅チームは平成27年1月より新しい取り組みを行っています。
そのことについて紹介します。

監督指導の徹底、取り締まり強化、対策強化など

まず月100時間を超える残業を行っている事業場等に対する監督指導の徹底です。
時間外労働が月100時間を超えていると考えられる事業場、長時間にわたる過重労働による過労死等の労災請求が行われた事業場を対象とした取り組みで、労働基準監督署による監督指導、いわゆる立ち入り調査を徹底して行います。
ここで違反や問題と認められる場合、事業場に対し是正勧告書を交付、始動し、是正しない場合送検などの厳しい手段で対応します。

インターネットの求人情報などを監視、情報を収集し、労働基準監督署による監督指導などに活用します。
この中で高収入を謳うものや求人を繰り返し行うなど、過重労働が疑われる求人に特に着目し、収集した情報から過重労働条件にあたると考えられる事業場等、指導対象となります。

こうした指導を繰り返し行う事で、労働者が安全に健康的に労働できる環境づくりを徹底して行います。
労働者側としては、使用者に対し逆らえないという立場にあるため、こうした撲滅チームがいてくれることで、労働者の環境が少しでもよくなるよう行動しているのです。

メンタルヘルス対策への強化

長時間労働に苦しむ方の中には精神的に追い込まれて精神的疾患を引き起こす方も少なくありません。
過重労働等撲滅チームは、メンタルヘルス対策の強化として、都道府県労働局におけるストレスチェック制度の周知徹底、さらにストレスチェック及び面接指導などを行う医師、保健師等に対する研修などを行うとしています。

こうした行動によって、具体的対策が実際に行われ、労働基準監督署の監督指導がさらに厳しいものとなります。
労働者を守り健康的に労働できる環境を作るためには、使用者への指導が徹底していなければなりません。

監督指導やサイバーパトロール、さらにメンタルヘルス対策の強化などを積極的に行う事で、労働の中の弱者となる労働者が精神や体に支障をきたすような労働を無くしていくのが、このチームの役割です。