早朝の掃除や朝礼は労働時間なのか?

清掃、朝礼、これって労働時間内?

大手企業の場合、一般的に清掃はメンテナンス会社に任せていたり、清掃などを行う部署があるなど事務や営業の社員などが清掃などを行う事もありませんが、中小企業などでは、週ごとに掃除当番が決まっているなどして、そういう時には早めに出社して、同僚、上司が来る前に清掃を済ませておかなければなりません。

またそのほか、月曜日の朝礼とか早朝の会議など、勤務時間外に時間をとられることが多いです。
休日のゴルフなども、休日なのに会社の用事で動くという事になるので、結果的に休日という形になっていません。
でも従業員、働くものとしてこうしたことは仕方ないと、諦めています。

しかしこうした拘束時間に賃金が支払われていないのは不当ではないのでしょうか。

基本的に強制なら労働時間

基本的に、強制で作業させられているという場合、これは労働時間としなければなりません。
逆に自主的に行っていること、という場合、職場であってもボランティアと同じとみなし、労働時間となりません。

清掃に関しても仲間同士で当番制で掃除をするようにしようと決めている場合、これはボランティアという事になるので労働時間に当らず、勤務シフトの中で清掃当番となっている場合、「業務命令」ではなくても参加しないことで責任がないと怒られたりするわけですから、不利益が生じるということで労働時間とされます。

ではその他の時間外作業については労働時間となるのかどうか、具体的な例を見てみましょう。

清掃以外の例

小売店に勤めていると、お店の開店時間の前に、お客様が来る前の準備などを行います。
時間丁度に出勤したのでは準備が出来ないのでその前に出勤しています。
閉店後も片付、事務処理などがあればそのままにして帰宅する事は出来ないので、結果、その作業を終わって帰宅する事になります。

この場合、しなければならないことであり、やらなければ商売にならないことなので、労働時間として計算されるべきことです。

仕事に出るため制服や作業着に着替えるという場合、また安全ベルトを装着したり、ヘルメットを付けるなどの仕事用具、仕事着の着脱、跡片付の時間に関しても、労働基準法では労働時間とされています。

よく使用者が「仕事が出来る状態になってからタイムカードを押すように」といいますが、これは、間違いで通常、仕事するために必要な準備の時間も労働時間に含みます。

使用者が就業の10分前には出社しているのが当然だ!ということがありますが、これは不当な命令です。
会社側が労働時間外の行動について命令する権限はないのです。

接待ゴルフなどはどうなるのか

接待ゴルフ、飲み会など企業でどうしても参加しなければ気が引けるというものについては、「業務にあたらない」事なので、労働時間とするのは難しい事です。

接待ゴルフで本人はプレイすることなく社長の送り迎えや進行役というあくまでも業務とされるような立場で参加した場合、労働時間とすることができます。